ウィンター遊ing「がん患者・家族、県民のための公開講座」を開催しました
平成29年1月29日(日)にウィンター遊ing「がん患者・家族、県民のための公開講座」(和歌山県立医科大学附属病院・和歌山県立図書館主催)を開催しました。今回は、モデルの園田マイコさんに『乳がんが教えてくれた私らしい生き方』と題してご講演いただきました。
はじめに当館司書より園田さんの著書『モデル、40歳。乳がん1年生。』を紹介しました。
講演では、39歳で「乳がん」と告げられ目の前が真っ暗になったこと、それを知った息子さんが「大丈夫だよ」と抱きしめてくれたこと、サードオピニオンで訪れた病院で現在の主治医の先生と出会ったことなど、告知から検査、手術についてお話いただきました。また、その後の抗がん剤治療中でもさまざまな帽子やウィッグ(かつら)でおしゃれを楽しみ、明るく前向きに乳がんと向き合ってきた園田さんのお話に参加者全員が引き込まれました。
その後、和歌山県立医科大学附属病院・がん看護専門看護師の温井由美氏と共にトーク形式で会場からの質問に答えてくださいました。がん患者さんからの悩みやすべての質問に対して、真摯に答えてくださった園田さんの姿が印象的でした。
講演終了後には、NPO法人いきいき和歌山がんサポートさんによる活動報告がありました。
会場は約130名の参加者で満員となり、講演後は園田さんのご好意でちょっとした撮影会もあり、園田さんの温かく明るいお人柄に参加者全員が元気をもらった公開講座となりました。
治療中でも前向きに生きるには・・・ 会場からの質問に答える園田さん