出張講座:幼稚園でおはなし会・本の修理
9月16日(木)雑賀崎幼稚園の園児に、絵本・紙芝居の読み聞かせを行い、その後、保護者の方々に本の修理の講習を行いました。
参加された保護者の方々は、本の修理は初めてでしたが、大変熱心に受講していただきました。まず、本の修理がなぜ大切かという話や、修理の仕方の説明をした後、実際に保護者の方に修理をしていただきました。修理用品の話の中で、「セロテープは変色するので使用せず、専用のテープを使ってほしい」と説明すると、全員が「今までセロテープで直してたわ」とびっくり。
3人一組に分かれての実習では、破れた本・ページのはずれた本・背表紙が傷んだ本の修理をしていただきました。修繕テープの貼り方、のりの付け方等、気を付けるポイントなどの説明の後、実際にやってみると、「思っていたより大変!」「けっこう難しい!」「テープの台紙がはがれない」との声が上がりました。しかし、段々と慣れてきて、他に修理箇所がないか探して、積極的に修理に取り組まれていました。
今回の講習をきっかけに、修理の方法だけでなく、本を大切にする心が、保護者の方を通して子どもや周囲の方々にも伝わってほしいと願っています。
園児に「おはなし会」大きなおいもだよ~!
修理専用のテープはこれです。 テープの使い方は・・・慣れてないと難しいなぁ