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大学生の就業体験記

 8月26日(水)から5日間、大学生のインターンシップ(就業体験)を受け入れました。地元の大学生、帰省中の県外大学生と7人の学生が「働く」ということを体験し将来の指針にすべく奮闘しました。

 初日、学生たちは普段着なれないワイシャツやスラックスをビシッと着て、カチンコチンに緊張しながら、職員朝礼で挨拶。その後、就業体験への心構えについての訓話をしっかり心に刻みました。

 そして実務のレクチャーを受けて、いよいよ本番!利用者の方と接するカウンター業務は「1に挨拶、2に笑顔、明るく元気に!」をモットーにドキドキのデビュー。大丈夫かな?と思いきや、そこはやはり大学生、職場体験学習の中高生とは一味ちがう落着きをみせ、真心込めての対応をみせてくれました。

 5日間を通じて、カウンター業務の他に新刊本の整理や、本の修理、児童室のディスプレイの製作、所蔵本の検索など様々な司書の仕事を体験しました。

 そんな中、初日、学生に課題を一つ出しました。それは「絵本の読み聞かせ」。子どもたちに絵本の楽しさを伝え、読書を推進していくには欠かせない大切な司書の仕事です。3日後、この「読み聞かせ」を全員にしてもらうことにしました。初めての体験ながら、読み聞かせの仕方を教わり、みんな思い思いの絵本を選んで練習に励んでいたようです。

そして実演当日、図書館の行事と同様に児童室で実際に来館された親子の方々に聞いてもらうことに。「プレッシャーが・・・」とつぶやきが聞こえてきましたが、なんのなんの、みんな生き生きと読み聞かせを披露し、楽しませてくれました。

最終日を終えた学生の感想を一言紹介します。

「カウンターに立つ責任感をひしひしと感じました。」

「1冊の本を修理するのに大変苦労した。これからは本を大切に扱わなくてはと思った。」

「想像以上に表面に見えていない仕事が多く、その大変さがわかった。今まで抱いていた図書館のイメージとのギャップが大きかった。」

「幅広い体験ができよかった。書庫の広さと埃のない美しさにびっくりした。」

「読み聞かせの楽しさを知ることができた。」

などなど、一言では言いあらわせないようですが、みなさん、このインターンシップを充実した笑顔で終えることができました。

 「働く」ということは甘いことではないと感じるとともに、「働く」喜びも知る機会になったのではないでしょうか。この経験が少しでも彼らの未来につながることを願います。

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      カウンター業務の説明「笑顔は忘れずにね」    「よーし、この1冊を完璧に修理するぞ!」

 

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  寄贈本を箱から出す作業「本全部積める?」  本の所蔵検索「 パソコン操作は任せてよ!」 

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  司書のつもりで読み聞かせ。ドキドキワクワク    インターンシップを終え、満面の笑顔